The Beatles In Mono
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カスタマーレビュー
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とても興味深いセットだが、手元に全アルバム持っている人向け
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ビートルズの活躍した60年代は、モノとステレオの両方のミックスが作られる時期がしばらくあった。今ではモノ版はすっかりレアな存在となったが、ジョージ・マーティンは、「モノラルで聴いてこそ、あなたは本当に『サージェント・ペパー』を聴いたことになる」と語ったことがあるそうだ。プロデューサーである彼(とメンバー)が責任を持ってミックス・ダウンしたのがモノラルだったから、とのことだ。
そんなわけで『サージェント・ペパー』を聴いてみたが、この作品は様々な工夫を凝らした音にあふれているので、やはりステレオ盤の方がそれぞれの音もクリアだし空間にも広がりが出て不思議な世界を存分に味わえる気がする。(ステレオ盤に慣れてしまっているからだろうか?)
だが、モノ盤にはモノ盤の魅力があり、『リヴォルヴァー』の「エリナー・リグビー」などは、ステレオ版の歌いだしでのお粗末な録音上(ミックス上?)のミスが気にならないモノ版のほうが、曲の良さに浸れる。
それに、ステレオ版とモノ版には、「オブラディ、オブラダ」のハンドクラップの有無など随所に微妙なミックス違いがある。また、このセットには、『ヘルプ!』と『ラバー・ソウル』でモノ・ミックスとともに当時作られたが未CD化だったオリジナル・ステレオ・ミックス(ステレオ・セットの方は87年の初CD化の際にミックスしなおされたもの)も収録されているが、たとえば「ヘルプ!」では、それぞれの元になった音源が一部別テイクで、タンバリンの有無や微妙な歌詞の違いなどもある。このモノ盤の真価を十分に味わうには、やはり手元に通常の盤を全て持っていて聴き比べできるほうが良いだろう。
なお、『パスト・マスターズ』を基にした新編集の2枚組『モノ・マスターズ』も入っている。選曲が『パスト』とは一部異なり、このモノ・ボックスに含まれていないアルバムの作品も含まれている。DVDは入っていない。

